おまたせいたしました!
ことば・こころ・まちを結ぶ「語りの里」第4弾の当日の模様です。
春らしい陽気の中、駅から桃畑を歩いてくれば、タイムスリップしたような昔の街道・・・。
澤井家周辺は、昔の面影が残る、まさに「語りの里」です。
今回は、母屋会場と絵本会場の2か所を会場に行いました。
まずは、ゲストスピーカーによるミニ講演。
「宇治民話の会」は、結成28年。宇治山城の民話を採集し本にまとめ、語りや紙芝居で発表するなど、地域の昔話に関わる活動をしておられます。披露してくださったのは、「非問答」(京田辺市・薪の民話)「雨乞い」(京田辺市・薪の民話)紙芝居「空に舞った花嫁衣装」(宇治市小倉町の民話)出演メンバーは、上田恵子さん、岩本良子さん、小俣明子さん、黒石芳子さん、阪田憲子さん、福井典子さん、藤木路子さん。
ゲストスピーカーもう1団体は、「京都語り手の会」山根川ミホコさん、木村喜代美さん、中村桂子さん。こちらも活動を始めて29年になるそうです。日本の昔話から世界の昔話まで、「語り」を楽しむ活動を続けておられます。「月・日・雷の旅立ち」(長野の昔ばなし)を京都弁で、「だんごごろごろ」(福岡の昔話)を筑後弁で、そして西アフリカの民話「男と4人のおよめさん」を聞かせて頂きました。
休憩時間には、京田辺市観光協会による京田辺の名産・玉露の接待があり、皆さん和んでおられました。
絵本会場は、こんな雰囲!こちらは指人形や絵本のよみきかせ、語りや紙芝居などが行われました。
母屋会場では、
・「京田辺市観光協会☆玉露PR隊」篠嵜仁恵さん。「小さなお茶の木~ぎょくろのおはなし~」(ラルフ・ファー バー)の紙芝居。心がやさしくなるお話でした。
・梶川視代さんによる「少年と先生」(鈴木秀子)。お客さんもじっくりと聴き入りました。
・掛川るり子さん、鬼頭寿美子さんによる「里の春、山の春」(新美南吉)は、この季節ぴったりなお話。
風景が目に浮かびました。
・「トライアングル」澤村良勝さん、田畔多実子さん、杉原玲子さんによる「どんぐりと山猫」(宮沢賢治)。
今回「語りの里」4回目の出演、ありがとうございます!
・「京田辺語り手の会」岡田恭子さん、藤山恵子さん、小西弥生さん、木村喜代美さんによるブラックパネルシ アター「モチモチの木」(斉藤隆介)。まるで映画のようでした!
・「コパンの会」網谷操子さん、大迫祥子さん、高山良枝さんによる「大仏のくいにげ」(読みがたり京都のむか し話より京・山城の話)。楽しい掛け合いに、お客さんも大笑いでした。
・朗読の会「萌え」泉田好美さん、乾典子さん、潮先澄代さんによる「竹取物語」(角川書店ビギナーズクラシッ クスより)。古典の言葉の美しさが、心に響きました。
・「ちむどん」西村恵里香さん、松野茂樹さん、西村伊織ちゃん、西村穂貴くんによる「母の木」(ふるづかだる ま/作)「キジムナー」の伝説(うたがたり)。沖縄民謡とおはなしに、じ~んときたり楽しくなったり・・・歌と踊り も賑やかでした。
以上の皆さんの出演で、楽しく心温まる会となりました。
そして、実行委員会より言葉に代えて音楽でみなさんにお礼を・・・ということで、実行委員・澤井信子さんのバイオリン演奏「クライム・エブリマウンテン」(映画サウンド・オブ・ミュージック)でエンディングとなりました。
出演のみなさん、観客のみなさん、本当にありがとうございました!!